このページをリンク・フリーと致しましたが、それまで、そのようにしてこなかったのは、以下のような理由からです。

2003年3月14日  

 こんなサイトを開いていて驚かれるとは思いますが、僕は非暴力主義者です。そして、戦争絶対反対主義者です。

 亡父は1937年中国と戦争がはじまったときに徴兵検査に合格しそのまま兵隊として中国に行かされました。敗戦時、旧満州でソ連軍の捕虜となり、1947年舞鶴に戻ってきた時は強制労働によりボロボロの体だったそうです。3年間の闘病の末に結婚、1959年に末子の私が生まれた時には42歳になっていました。

 その唯一の弟と亡母の兄の一人はインパール作戦に参加しました。インド、ビルマ国境に今も遺骨が眠っていると思います。作戦の推移を読んでいくと、多分、餓え死だろうと思います。母の別の兄は南京攻略戦に参加中、頭に銃弾を受けながら九死に一生をえました。これがなければ、有名な南京大虐殺に当然参加していたと思います。そして、家内の祖母は、娘の見ている前で頭に爆弾の直撃を受けて死亡しました。

 僕は日本が戦争に負けて良かったと思います。日本が平和な国となり、自由にしゃべれる国(たとえば、今、書いているようなことって、戦前なら特高もんです)になったのは、日本が戦争に負けたからだと信じています。そして、多分、亡くなった400万の方々の犠牲の上に今日の日本と言う国が成り立っているんだろうし生き残った人たち(家内の叔父は両足を骨折していたお陰で飛行学校の教官となり、特攻でたくさんの若者や友達を亡くします。戦争が終わった時、その叔父はなぜ俺だけ生き残ったのかと思ったそうです)が死に物狂いで働いた結果、豊かな国ができました。

 そういうことを知る前に僕は軍艦にのめりこみました。今、一杯の矛盾をかかえながらこのサイトを運営しています。とっても不思議です。

 僕はif戦記が嫌いです。そんなに日本を勝たせたいのと思っちゃいます。いわゆる愛国主義も嫌いです。もちろん、軍国主義なんかです。

 いわゆる憂国の志士を僕は好みません。しかし、このようなミリタリー系サイトを開いている人の中には、そのような人もいると思います(僕の偏見であったら御免なさい)。関心を持っている人にもたくさんいると思います。日本は言論が自由な国ですから(少なくとも憲法通りにいくなら)、そのような考えを持っていることを僕は否定しようとは思いません。ただし、そのことと好悪は別の問題です。

 そのような考えの持ち主の皆様、if戦記やゲームの資料としてのみ考えられている皆様、他にもミリタリー系のサイトはあります。リンクをされるのなら、申しわけありませんが、別のところを当たって下さい。

 実に偏狭な考えですみませんが、これだけは譲れない一線ですので、まげて御了承下さい。

2002年3月14日 hush謹白  

追記

 それでも、やはり、ウォー・ゲームのサイトに自分のページがリンクされていたり、戦争を礼賛するようなサイトに興味本位でリンクされたりすると、哀しくなります。

 それで、実は、とあるウォー・ゲームを販売されているサイトにリンクされていることをアクセス解析で知り、リンクを外してもらうようにお願いしました。リンク・フリーと銘打ってある以上、してはいけないことだと思ったのですが、とても耐えれませんでした。幸い、了解していただき、リンクを外してもらえました。ご迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げるとともに、御理解をいただけたことを大いに感謝致します。

 自分でも偏狭だと思います。ネット上で公開しているのだから、リンクぐらいどうでもいいじゃないかとも思います。でも、耐えれません。

 戦争を礼賛することを目的にしたサイト、商業目的のサイト。そして、某巨大掲示板。

 リンク・フリーを銘打っておいて、本当に申し訳ないのですが、御遠慮いただければ幸いです。

2003年10月12日


The Encyclopedia of World ,Modern Warships.

Since 14 Mar. 2002.

Last up-dated, 3 July 2005.

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