[人名]グラーフトン公ヘンリー･フィルスドゥロイ(フィッツロイ)1st
Duke of Grafton､Henry FitzRoy､1663-90.
イングランド王チャールズ2世Charles
II､1630-85とその愛人バーバラBarbara Villiers(Palmer)､1641-1709の次男として生まれ､別の男性との子との噂もあったが庶子として認知1672ユーストン伯爵Earl
of Eustonとなりアーリントン伯爵Earl of Arlingtonヘンリー･ベニットの娘で相続人のイザベル､1668-1723と結婚(ただしヘンリーは9歳､イザベルは5歳であったので､正式の結婚はイザベルが12歳になる79まで延期された)75.9/1兄のクリーヴランド公チャールズ､弟のノーサンバランド公爵ジョージより先に初代グラーフトン公爵に叙せられ81近衛歩兵第1連隊隊長82海軍中将90ウィリアマイトWilliamite戦争時にコーク攻防戦で戦列艦グラーフトンに乗って従軍中､重傷を負って死亡.
1757公位を継承した次男のオーガスタス･ヘンリーAugustus
Henry FitzRoy､1735-1811は政治家となり67大ピットWilliam Pitt､1708-78の後任として宰相となったが､好色が災いしてスキャンダルが続出70体調の回復したピットと交代したが､ダービーに3回優勝している.
以後､公位は第4代ジョージ･ヘンリーGeorge Henry
FitzRoy､1760-1844､第5代ヘンリーHenry FitzRoy､1790-1863､第6代ウィリアム･ヘンリーWilliam
Henry FitzRoy､1819-82､第7代オーガスタス･チャールズAugustus Charles Lennox FitzRoy､1821-1918､第8代アルフレッドAlfred
William Maitland FitzRoy､1850-1930が継承したが第9代ジョンJohn Charles William
Fitzroy､1914-36がレーシング･カーの事故により22歳で急死､第10代公爵を継承した従兄弟のチャールズCharles
Alfred Euston FitzRoy､1892-1970は相続税支払いのため､サフォーク州イプスウィッチ北西の初代以来の本拠地ユーストン･ホールEuston
Hallを取り巻く所領の一部を失い､ユーストン･ホールも維持費軽減の目的で2/3を取り壊した.
第11代ヒューHugh Denis Charles FitzRoy､1919-2011は文化財保護に活躍しており､夫人は1967以降､エリザベス女王の衣装担当女官Mistress
of the Robes to the Queenとして女官の最高位にあったが､死亡後現在の第12代ヘンリーHenry Oliver
Charles FitzRoyが爵位を継承した.
グラーフトン.
Down
Illustrated by RN.
