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Chestnut.Kuri.  栗.チェスナット.

For Mr. & Mrs. Kuribe.

3rd May 2010.

[植物]クリ.

ブナ目Fagalesブナ科Fagaceaeクリ亜科Castaneoideaeクリ属Castaneaの落葉高木の総称.

特にニホングリ(日本栗Japanese Chestnut)C.crenata.

日本から朝鮮半島南部に自生するニホングリは高さ17m、幹の直径が80cmに達する落葉高木.

樹皮の色は暗褐色で、6月頃、長い穂状に雄花を垂らし、その根元に雌花を付ける.

材は耐久、耐湿性に優れ、家屋の土台、鉄道の枕木、銃床の材料に使用されており、また、西+木という漢字から西方浄土にあやかって位牌に使用された例もあるというが、現在ではほとんどない.

縄文時代後期にイネ(稲)が大陸から渡来するまで、「栗三年」という言葉が示すように成長が早く、アク抜きの必要のないニホングリの実は、日本人の食生活の中心であったと考えられ、奈良時代に至っても国司による見回りが行われWW2後まで救荒地植物としての地位を保った.

花粉分析によると縄文中期にブナやナラの林がクリ林に変化したこと、縄文中期以降にクリが約2cm以上と野性種に比べて大型化していること、福井県鳥浜Torihama遺跡から整然と並んだクリの樹の跡が発見されていること、約5000年前の貯蔵穴からまとまって出土した青森県青森市の三内丸山遺跡のクリの実のDNAにばらつきが少ないこと、同遺跡から大量のニホングリの花粉が発見されていること等から縄文時代にはすでに栽培されていた可能性がある.

また、縄文時代の建築物の大半はクリ材を使用しており、三内丸山遺跡の約4000年前と推定される6つの柱列跡から出土した4本の柱根もそうで、防腐のためと考えられる焼け焦げた跡がある直径1m以上、高さ10-20m以上と思われる巨大なもので、直径2mの柱穴に砂と粘土を交互に入れながら内側に約2゚傾けて搗き固めて建てられた祭祀用のものと考えられている(この柱は4.2m間隔で立てられているが、これは当時使用されていた縄文尺の35cmの12倍であることから、縄文時代に12進法が使用されていたと指摘する説もある).

クリ亜科Castaneoideae

クリ属にはニホングリの他にヨーロッパグリ、シナグリ(Chinese Chestnut)C.mollissima等があり、シナグリの実はニホングリのように渋皮がタンニンの作用により食用部に密着することがなく、煎って手で皮を剥くことが簡単なため、天津甘栗として多用される.

和名は「黒実Kuromi」に由来する.

栗色は、英語ではマルーンmaroon、フランス語、イタリア語等ではボルドーと呼ぶが、後者はボルドー・ワインに由来する色名.

なお、マロンmarronは、フランス語のマルーンに由来する語で、本来はマロニエの実のことであり、菓子のマロン・グラッセMarron glaceを作る際に代用されたため、クリの意味で使用されるようになったもので、英語でクリを意味する語はチェスナットである.

香川県高松市の特別名勝栗林公園の名は以前にあったとされる栗林に由来するといわれるが、現存しない.

リスは漢名栗鼠(リッソ)の転訛.

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駆逐艦栗IJN destroyer Kuri.

日本@ 樅級駆逐艦(4/21+15)

IJN Momi class destroyer. Illustrated by Iyapopo.

84艦隊計画による1917計画第4号(二等)駆逐艦を18.1/24駆逐艦栗と命名し呉工廠で19.12/5起工20.3/15艤装員長原田文一(兵35)少佐/19進水.4中旬、35.2knt/23600shp/901(英)t(3番砲、TT未装備)を全力公試で発揮/30起工後約5ヶ月で原田艦長の指揮下に竣工し佐世保鎮守府籍となり姉妹艦第26駆逐隊を編成

7/20竣工した姉妹艦第26駆逐隊に編入/27編入8/1乗員(砲術)石井芸江(兵39)大尉12/1艦長根岸清八(兵36)少佐、乗員(水雷)上阪香苗(兵43)中尉、(砲術)曽爾章(兵44)中尉/2or8竣工した姉妹艦第26駆逐隊に編入12/1第26駆逐隊は軽巡洋艦龍田等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編成

21.11/1乗員(機関)寺山栄機関中尉12/1第26駆逐隊は軽巡洋艦天龍等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編制、艦長坂本伊久太(兵36)少佐、乗員(航海)瀬戸山安秀(兵45)中尉

22.7/25乗員(水雷)山崎助一(兵39)大尉12/1第26駆逐隊龍田等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編制、艦長熊沢舛蔵(兵37)少佐、乗員(水雷)杉浦嘉十(兵46)中尉、乗員(砲術)堀江義一郎(兵43)大尉

24.12/1艦長小住徳三郎(兵40)大尉

25.12/1第26駆逐隊龍田等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編制、艦長安富芳介(兵38)少佐、乗員(水雷)古川文次(兵49)中尉

26.12/1第26駆逐隊龍田等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編制、乗員(砲術)和田雄四郎(兵51)中尉

27.12/1第26駆逐隊天龍等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編制、艦長伊崎俊二(兵42)少佐

28.12/10第26駆逐隊は馬公要港部に編入

29.11/30艦長崎山釈夫(兵42)少佐

30.5/26艦長小島斉志(兵43)少佐12/1艦長吉田義行(兵46)少佐/15佐世保鎮守府所属

31.12/1艦長藤田俊造(兵42)少佐

32.12/1艦長中原義一郎(兵48)大尉(33.11/15少佐)

33.11/15第26駆逐隊第3艦隊隷下に第11戦隊を編制

34.11/1艦長国府田清(兵49)少佐/15とともに第26駆逐隊より除去され第11戦隊直轄として馬公を基地に華中方面で行動後主として長江沿岸で警備任務に従事

35.10/31艦長新谷喜一(兵50)少佐

36.12/1艦長大河原肇(兵50)少佐

37.12/1艦長小川綱嘉(兵50)少佐

38.6/13武漢占領作戦に従事中、姉妹艦とともに安慶に兵員を揚陸12/15第11戦隊支那方面艦隊第3艦隊に編入、艦長小比賀勝(兵53)少佐

39.3/1艦長大田武(兵55)大尉11/1艦長渡辺勝次(兵55)大尉/15第13戦隊に編入

40.3/1艦長金井博(兵55)少佐11/15第13戦隊の解隊により上海方面特別根拠地隊に編入

41.2/10艦長寺内正道(兵55)少佐12/8開戦時、支那方面艦隊所属として上海に配備/10支那方面艦隊上海方面根拠地隊に編入

42中央部主砲を撤去し25mmMGIVx2を装備.1マニラコレヒドール封鎖に参加2/6捕獲船Halldor、Argusを香港から護送中の笠置山丸と中国沿岸で合流/21上海出港/25第3南遣艦隊に編入され比島(フィリピン)部隊西部隊第1掃海部隊に部署5/10原隊復帰となりマニラ出港/15上海入港.8上海=馬公間で船団護衛に従事9/15艦長米井恒雄(兵60)大尉12/21上海出港後大井川丸等からなる6号輸送船団B梯団を護送

43.1/5馬公入港後駆逐艦白雪と護送任務を交代6/24タ302船団を護送中、浙江省南岐山島110゚19nmで貨客船芝罘丸が右舷88番フレーム付近に衝突し破孔から浸水/29姉妹艦に曳航されて上海入港/30江南造船所で入渠修理9/7出渠/13上海出港/29-

44.1上海江南造船所で入渠修理/15.1930那覇出港後駆逐艦刈萱等ともに127船団を護送/18.1455-/22.0300高雄寄港後第38号哨戒艇とともにタモ12船団を護送/23船団から分離3/1艦長高根嘉根次予備大尉4/21上海泗礁山Tungchiaoshan泊地出港後急設網艦白鷹等と竹船団を護送/25-6高雄寄港/28-5/4マニラ寄港後海防艦倉橋、第20号海防艦、第17号掃海艇とマタ19船団を護送/9-11高雄寄港後タモ19船団を第17号掃海艇、特設掃海艇第3拓南丸とともに護送/20門司入港6/26上海出港後水雷艇初雁とともに暁勇丸等からなる91船団を護送7/3暁勇丸、日東丸が/4第28共同丸が被雷沈没/5香港到着11/15台湾海峡(25゚02'06"N/119゚15'E)で10/24自艦の発射した魚雷が反転命中して沈没したアメリカ潜水艦(SS306)タングの船体を春日丸、名張丸とともに発見/28船体を捜索

45.3/23長江河口部で蝕雷により損傷6/25青島入港8/15敗戦時、青島で無傷の状態で残存9/16武装解除10/4とともに鎮海出港後釜山に回航され港内で確認掃海に従事中/8鵜ノ瀬灯台の355゚350mで触雷により沈没/25除籍.

信号符字JRFD.

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Chestnut.チェスナット.

英語.[植物]クリ(栗).

ブナ目Fagalesブナ科Fagaceaeクリ属Castaneaの落葉高木の総称.

特にヨーロッパグリ(欧州栗Sweet Chestnut)C.sativa.

スペイン語ではカスターニャcastanaといい、楽器のカスタネットcastanetsの語源となったが、これはクリの実と形状が似ているからという説と、ギリシャでクリ材を使用して作ったからという説がある.

なお、日本で児童用に使われる青と赤のものは舞踏家の千葉みはる[躬春or躬治]が1930年代に考案したもので、その名をとってミハルスと呼ばれる.

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イギリス アケイシャ級(ツリー型)対潜トローラー(11/20)T110

1939計画対潜トローラーとしてグール造船所に6/5発注7/25起工40.2/24進水5/14艇長Henry Norman Rogers予備中尉/21竣工

7/28艇長Kiell Bugge予備大尉10/26艇長John Everard Finch(NZ)予備大尉11/30Foreland北方で触雷沈没.

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アメリカ アロウ級(ツリー型)設網艇(6/30)AN11

コンメリカル鉄工所ポートランド造船所で1941.3/15進水7/26竣工

44.1/20アロウ級(ツリー型)設網艇(6/30、YN6)チェストナットと改名

46.9/7予備役編入.


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Kuri.

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