---------------------------------
近代世界艦船事典はhushが約30年間にわたって調べてきた成果をまとめてみたものです。
対象となる艦船は蒸気推進になってから現代までの世界中の艦船、特に軍艦です。
津市という地方都市に住み、資料を収集するのもままならない中で、ともかくここまで漕ぎ着けました。
最初はノートに艦船の名前を集め、次にカードになり、
就職して数年後にはワープロに打ち込んではフロッピーに記録してきました。
コンピューターも一度は導入してみたのですが、当時のコンピューターはhushの理解能力を超えるものでした。
したがって、10年以上、3台のワープロを乗り換えて記録するしか方法はありませんでした。
---------------------------------
その頃の私の夢は、これを本として出版すること。
しかし、ただ艦船の名前と由来、そして艦歴を記しただけのものを、誰が興味を持つでしょう。
たとえ、興味を持つ人がおられたとしても、その数はきわめて限られます。
本格的な出版が望めない以上、当然、自費出版しか方法はなかったでしょう。
出版できたとしても、きわめて少数部数、しかもとんでもなく分厚いものになるでしょう。
ですから、大変な金額が必要になってまいります。
私の夢は見果てぬ夢に終わるはずでした。
それでも、本が好き、船が好き、調べることが好き、ただそれだけの理由で打ち込んできました。
その結果は20枚近くのフロッピーとなりました。
それで、hushは幸せでした。
そんな中、ホーム・ページを作ってられる人が同じ職場にいたのです。
これだと思いました。
幸い、コンピューターの進歩は早く、hushでも使用できるようなものが出来ていました。
---------------------------------
この近代世界艦船事典は、hushがこの1年間、コンピューターとホーム・ページというものと格闘した結果です。
幸い、少数ながらも見てくださる方がいるようで、今、hushはとても幸せです。
いろいろと間違いやら勘違いやらがあると思います。
調査不足、記入漏れ、こういうものもいっぱいあります。
しかし、それを一つ一つ直していくこと。
新しいこと、分かったことを記入していくこと。
楽しみはこれからだと思っています。
---------------------------------
多分、あと30年間は生きることができると思いますから(あんまり自信はないけど)、時間はまだまだあります。
これからも、よろしくお願いいたします。
---------------------------------
2002年1月1日
hush 謹白