Manju.満珠(滿珠).The Naval Data Base:近代世界艦船事典The Encyclopedia of World ,Modern Warships.

Manju.　　満珠(滿珠).

　満珠級風帆練習艦　軍艦満珠①　満珠丸(帝国石油)　海防艦満珠②　満珠丸(さんとす丸)　

[地名]満珠島.

山口県下関市､市街地の西方約1.5kmに位置する干珠島とともに関門海峡東口の周防灘に浮かぶ小島.

神功皇后が新羅に出兵する際に住吉神から授かった潮干珠Shiohiru tama､潮満珠Shiomitsuru tamaを帰国時に海に戻すと満珠､干珠の2つのになって浮上してきたとされ､その樹林は70科153種を数える亜熱帯原生植物のが群生する国の天然記念物に指定されているため､渡航が制限されている.

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日本満珠級風帆練習艦

877t

47.5x10.5x4.2m

20pdr(アームストロング)x2

同型艦(2/1888)

満珠.干珠.

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軍艦満珠

日本① 満珠級風帆練習艦(1/2)

1886計画風帆練習艦

87.6/6満珠と命名

小野浜造船所で88.6/13竣工

9/21軍艦満珠11/15(-89.6/6)分隊長心得荒川規志(兵10)少尉

89.6/6(-8/2)分隊長心得矢島純吉(兵12)少尉

90.5/13艦長飯田信臣少佐>三善克己(兵2)少佐

91.2/26(-7/23)分隊長心得今井兼胤(兵13)少尉7/23艦長河村弘貞大尉､航海長心得山口九十郎(兵13)少尉

92.5/23分隊長茶山豊也(兵12)大尉/30航海長心得(-94.9/24)釜屋六郎(兵14)大尉8/27艦長世良田亮(アナポリス)少佐12/21分隊長田辺直維(兵11)大尉

93.5/20艦長(-94.6/8)東郷正路(兵4)少佐

95.3/2軍医長(-/25)臼井宏(87)大軍医8/20海長千坂智次郎(兵14)大尉

96.4/1艦長(-8/13)酒井忠利少佐､(-8/13)分隊長関重孝(兵16)大尉/6(8/7兼分隊長-10/28)航海長町田駒次郎(兵15)大尉8/7分隊長南義親(兵8)大尉転任9/26雑役船となり佐世保海兵団付属

1909.9/17廃船10.1/20文部省移管.

姉妹艦干珠とは建造所､進水､竣工､除籍年月日が同一.

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満珠丸

帝国石油タンカー(徳山)

鈴木商店の発注により神戸製鋼所播磨造船工場(相生)で47番船として1920.12/20起工21.7/23進水9/2竣工し満洲=カリフォルニア間で姉妹船橘丸､干珠丸とともに石油輸送に従事

22合併により旭石油に移籍

41.8/8海軍が一般徴用し呉鎮守府所管給油船11/7海軍が徴用12/1呉鎮守府所管特設運送船(給油船乙)となり海軍省配属給油船/18呉淞出港

42.2/21パラオ出港後日本へ航行中/27小笠原諸島近海(28ﾟ55'N/138ﾟ15'E)でアメリカ潜水艦(SS167)ナーワルの発射した魚雷を受けて大破3/2-4/24横須賀寄港/27相生に回航/28播磨造船所で復旧修理に着手8/1昭和石油に移籍9/30工事完了

43.3/10大湊出港/15-7占守島寄港後本土に帰投中/21尻屋崎沖(41ﾟ37'N/142ﾟ27'E)でアメリカ潜水艦(SS277)スキャンプの発射した魚雷を受けて機関室を大破､航行不能となり駆逐艦沼風に曳航され/23室蘭帰投4/25-6特設運送船玉島丸に曳航され函館に回航8/31除籍12/11徴用解除後船舶運営会海軍配当船として呉鎮守府所管

44.2/5.0253牛島西方2kmの備讃瀬戸(34ﾟ21'N/133ﾟ46'E)で特設病院船朝日丸と衝突し朝日丸は沈没を免れるため擱座(/24船体折損､放棄)6/13日本油槽船に移籍

45.1/1.0715人員154名､兵器200tを搭載して安洋丸等とモタ30船団を編成して門司出港後台湾に向けて台湾北西岸を航行中/8夕刻より.2140以降､アメリカ潜水艦群の雷撃を3回に渡って回避.2315台湾西岸大安港の北西約10km(24ﾟ27'N/120ﾟ31'E)でアメリカ潜水艦(SS382)ピキュダの発射した魚雷を第4､5､6油槽に受けて爆発し警戒隊13船員30名が死亡後右舷に傾斜/9.0040大安海岸に擱座/20アメリカ第38任務部隊搭載機の空襲により直撃弾を受けて炎上沈下/20全損.

6515(8790)T pp128.02x16.46x(10.06)m R(3連成)x1/1 3525ihp 14.2(10)knt.

船舶番号28252.

信号符字SHDW>JBNA.

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海防艦満珠

日本② 択捉級海防艦(12/14+16)

IJN Etorofu class coast deffence ship.

Illustrated by Sabani.

1941○急計画甲型海防艦

三井造船玉野造船所で43.2/15起工7/5海防艦満珠と命名され呉鎮守府籍と仮定/31進水10/15艤装員長神沢政徳予備少佐11/30海防艦三宅と同時に神沢艦長の指揮下に竣工し呉鎮守府籍となり第2海上護衛隊に編入

12/1呉回航

44.4/7.0330館山出港後駆逐艦皐月等とともに東松5号船団を護送/24.1130-/26パラオ寄港後皐月等と東松5号(復航)船団を護送8/20軽巡洋艦五十鈴等と第31戦隊を新編10/20姉妹艦笠戸等とともに第21海防隊を新編

45.1/31カムラン湾沖(11ﾟ51'N/109ﾟ12'E)でアメリカ潜水艦(SS264)パーゴの発射した魚雷を受けて艦首を中破し乗員6名が死亡2名が負傷/2-5サイゴンに寄港し応急修理/8-3/19シンガポールに寄港し入渠修理後駆逐艦天津風等とヒ88J船団を護送中､対空戦闘により乗員4名が死亡/29船団全滅/30-1三亜寄港

4/2香港入港/3アメリカ極東空軍所属のB24爆撃機約100機による空襲に象山丸､平海丸､陽海丸とともに遭遇し艦首に直撃弾2発を受けて香港港内で大破着底し神沢艦長以下乗員53便乗者2名が死亡5/11浮揚後香港船渠で修理に従事

7/15艦長太田義夫(予備)少佐8/15敗戦時､修理90%で残存

46解体

47.5/3除籍.

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満珠丸

三菱重工業長崎造船所で1925.12/10竣工41.1/24海軍が徴用3/1横須賀鎮守府所管特設潜水母艦となった大阪商船貨客船さんとす丸を

41満珠丸と改名

43.3/25横須賀鎮守府所管特設運送船(雑用船甲)

44.11/21-3マニラ寄港後マタ34船団を編制して高雄へ航行中/25サブタン島アハウ岬南西約5kmのルソン海峡中央部(20ﾟ12'N/121ﾟ51'E)で第38号哨戒艇とともにアメリカ潜水艦(SS403)アテュールの発射した魚雷2本を第5船倉に受けて船尾より沈没

45.1/10徴用解除と同時に除籍.

なお､改名後も海軍部内では旧称のさんとす丸が引続き使用されているため､両項目に同一内容を記載した.