Down

Tachibana.  橘.たちばな.

(左2枚)2009年1月11日京都市北区平野神社にて.(右2枚)2006年5月14日、2011年11月2日奈良市興福寺南円堂にて.

[植物]タチバナCitrus tachibana.

ムクロジ目Sapindalesミカン(蜜柑)科Rutaceaeミカン亜科Aurantioideaeミカン属Citrusの常緑低木.

樹高2-4mに達し、緑色の枝を持ち、若い幹からは棘が生じ、葉は3-6cmほどの楕円形で光沢のある濃い緑色を持つ.

5-6月に2cmほどの芳香を持つ白い花をつけ、冬季に直径3cmほどの実がなるが、酸味が強く加工品に使用される程度で食用には向かない.

静岡県沼津市を北限とする海岸近くの山林に自生する日本の固有種であるが、自生地は減っている.

市販されているものの中には山口県萩市と済州島に自生する葉や実が大きく実に凹凸を持つ近縁種のコウライタチバナ(高麗橘)C.nipponokoreanaが含まれており、これと区別する目的でヤマトタチバナ、ニホンタチバナの異称を持つ.

古来、その常緑性から神聖視され、「古事記」によると垂仁Suinin天皇の命令により多遅麻毛理(「日本書紀」では田道間守)Tajima Moriが常世国から持ち帰った非時香菓Tokujiku ka(gu) no (kono)miがそれであるとされるが、「魏志倭人伝」には「有薑椒茗荷不知以為滋味(生薑、、山椒、茗荷はあるが倭人は使い方を知らない)」とあり、「古事記」には「是今者也」とあるものの、何を指すかは不明である.

多遅麻毛理はこの説話により菓子の神として崇敬されるが、これは菓子が本来は果物を意味する語であったためである.

橘寺. 2009年10月4日撮影.

奈良県高市郡飛鳥村の橘寺はこの非時香菓を植えたとされたことに由来する.

平安神宮にて.

は、紫宸殿前に植えられており、紫宸殿側から見ると右側にあり、儀式時にこの前に右近衛の陣をおいたために右近のと称せられ、反対側に植えられ左近の桜と対になっていたが1968再建の皇居宮殿正殿前の中庭にはが植えられているのみで、左近の桜右近の橘はない.

橘氏は708大嘗祭の際に県犬養三千代Agata Inukai no Michiyo、665?-733が永年皇室に仕えた功績に対して元明Genmei天皇、661/707-15/21からタチバナの浮かぶ杯とともに与えられたもので、その子葛城王が橘諸兄Moroe、684-757と改名して権勢を振るい、源平藤橘の1つとして公卿を輩出した.

橘紋はタチバナの葉と実をデザインしたもの.

1937.2/11制定された文化勲章はタチバナをデザインしているが、これは昭和天皇の文化は永遠であるという意向から、当初の予定であったサクラではそれを表せないという理由で変更されたものである.

1982.4発行された500円硬貨の裏面にとともに刻印されており(表はを配置)1948発行された1円黄銅貨にも描かれていたが、この硬貨は金属価格の高騰により鋳潰される可能性があったので53.12/31廃貨となったが、これはWW2後発行の円単位の硬貨で使用できない唯一の例である.

表題のTachibana.橘.たちばな.の文字は柑子色と呼ばれる色で、俗に橘色ともいう.

なお、中国で「橘」と呼ばれているのは同属のポンカン(椪柑、凸柑)C.reticulataである.

カラタチはカラタチバナ(唐)の略.

ミカン科にはミカン亜科のミカン、キンカンFortunellaカラタチ属等の柑橘類の他に、サンショウ(山椒)Zanthoxylum、ゲッキツ(月橘)属Murraya等の香辛料、キハダ(黄蘗)Phellodendron、ゴシュユ(呉茱萸)Tetradium(Evodia)、ヘンルーダ属Ruta等の薬用植物を含む約150属700種が分類される.

UpDown

駆逐艦橘

日本@ 桜級駆逐艦(2/2)

IJN Sakura class destroyer. Illustrated by SUDO.

1907計画第34号駆逐艦

舞鶴工廠で11.4/29起工

12.1/27進水4/5艦長(-6/25兼舞鶴海軍工廠艤装員)樺山信之(兵28)少佐6/25樺山艦長の指揮下に竣工し佐世保鎮守府籍となり姉妹艦第17駆逐隊を新編

8/28二等駆逐艦

13.12/1(-14.8/15)艦長館明次郎(兵30)少佐

14.8/18第17駆逐隊は巡洋艦音羽等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編成し黄海方面で哨戒、通商保護に従事

15.12/13艦長福岡成一(兵30)少佐>園田義治(兵30)少佐

16.1/28艦長砥川三郎(兵30)少佐6/1艦長柘植道二(兵30)少佐9/12艦長神谷京(兵30)少佐12/1第17駆逐隊は装甲巡洋艦出雲等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編成

17.2/7第1水雷戦隊を解隊12/1第17駆逐隊は装甲巡洋艦吾妻等と第2艦隊隷下に第2水雷戦隊を編制、艦長村上正之助(兵32)少佐

18.4/1第17駆逐隊第21駆逐隊と改称12/1艦長赤沢堅三郎(兵33)大尉

19.12/1艦長高山忠三(兵35)少佐

21.1/7-7/26兼艦長荒糺(兵33)少佐

21.12/1艦長藤田寅治(兵34)少佐>谷田武夫(兵36)少佐

23.11/1艦長一ノ瀬英太(兵35)少佐>艦長心得佐藤慶蔵(兵38)大尉(12/1少佐、艦長)

25.5/1-12/1艦長直塚八郎(兵38)少佐

26.2/5兼艦長樋口通達(兵38)少佐8/1兼艦長池田七郎(兵38)少佐12/1艦長(-28.1/20)秋山輝男(兵41)少佐

28.12/10艦長河西虎三(兵42)少佐>高橋一松(兵40)少佐

29.5/10乗員上杉義男(兵50)大尉11/1兼艦長板倉得止(兵42)少佐/30兼(12/1兼)艦長加瀬三郎(兵44)少佐

32.4/1第21駆逐隊の解隊により除籍

36.5/28廃船.

UpDown

橘丸

帝国石油タンカー(徳山)

神戸製鋼所播磨造船工場(相生)で46番船として1920.11/24起工21.4/5進水6/7竣工し満洲=カリフォルニア間で姉妹船満珠丸干珠丸とともに石油輸送に従事

22合併により旭石油に移籍

42.4/24和歌山県周参見沖(33゚31'N/135゚29'E)でアメリカ潜水艦(SS202)トラウトが発射した魚雷を受けて損傷.7合併により昭和石油に移籍

44.6/13設立された日本油槽船に移籍/18マニラ出港後愛宕丸等とミ05船団を編成7/4.1145マニラ出港後愛宕丸等とミ06船団を再編/10-2高雄寄港/17.1450門司入港8/4門司出港後乾城丸等とモタ22船団を編制9/15.1500原油8616tを搭載してミリー出港後うらる丸、第2山水丸、旭邦丸、信貴山丸北喜丸瑞洋丸、辰春丸、天晨丸、第1真盛丸、昭永丸、大峰丸、共栄丸、第6共栄丸、今治丸とミマ11船団を編制し第8号海防艦等4隻に護衛されてマニラへ航行中、パラワン島沖で魚雷を受けて損傷(不発)/25.0845同島北端バキット湾出港後マニラへ航行中、一部をバキット湾に戻してうらる丸、第2山水丸、旭邦丸、北喜丸瑞洋丸、大峰丸他1隻の計8隻で高雄直航に変更/27ルソン島西方沖の南シナ海(15゚45'N/117゚19'E)でうらる丸とともにアメリカ潜水艦(SS249)フラッシャーの発射した魚雷を受けて損傷するとともに北喜丸が被雷沈没/28.1000-10/1.0700ルソン島サンタ・クルーズ寄港後瑞洋丸、旭邦丸が被雷沈没/2北サン・フェルナンド入港/5湖北丸等からなるマタ28船団と合流/9.0142ルソン島北部ボヘヤドール岬北西約300km、香港の南東約405kmの南シナ海(19゚36'N/116゚38'E)でアメリカ潜水艦(SS276)ソーフィッシュの発射した魚雷2本を第6油槽に受けて航行不能となった後船体を両断されて沈没し便乗者20名が死亡.

6515>6521(8782D)T pp128.02x16.46x(10.06)m R(3連成)x1/1 2090ihp 14.4(9)knt.

船舶番号27806.

信号符字SHDF>JAGA.

姉妹船満珠丸.

イシャーウッド構造を採用した日本初の本格的民間外航タンカー.

UpDown

橘丸

東京湾汽船客船

三菱重工業神戸造船所で416番船として1934.10/22起工35.3/22進水5/31竣工6/3伊豆大島航路に就航

38.6/27海軍が徴用/29呉鎮守府所管特設病院船、病院長田村明軍医中佐7/1(-8/1)乗員池上保雄(長崎医専)軍医少佐/13呉出港/17呉淞到着/17南京出港後長江を遡行して/19撫湖/20太子磯/21彭沢/22湖口/23盧山で傷病兵を収容/26九江/27ハ陽湖寄港/29.0700大孤山の西北西約1kmの陽湖付近で中華民国空軍カーティス・ホーク戦闘爆撃機7機による攻撃により左舷中央部後方に落下した至近弾により浸水、着底9/7浮揚後上海江南造船所で入渠仮修理10/26病院長馬渕渉軍医中佐11/3呉入港/8除籍/18三菱神戸造船所に入渠復旧修理

39.3/2修理完了とともに徴用解除/20日清汽船の傭船により上海=南京=漢口間で旅客輸送に従事

40.1伊豆大島航路に復帰

42.3/16陸軍が徴用し宇品=シンガポール間で兵員輸送に従事8/28東海汽船に社名変更

43.3/16船舶運営会が徴用10/7陸軍病院船となりシンガポールで改装

44.3/8-11パラオ寄港後航行中/14バンダ海(02゚14'S/124゚37'E)でアメリカ陸軍航空隊B24爆撃機の爆撃により損傷(4/21抗議)/14ウエワク入港11/5マニラの西方約16nmでアメリカ機が機銃掃射

45.8/1カイ諸島出港後シンガポールへ第5師団第11連隊等兵員1562名を輸送中/3バンダ海でアメリカ駆逐艦(DD581)チャレット、(582)コナーに臨検され拿捕/7-14モロタイ寄港/24徴用解除後マニラウェークを経て10/15浦賀到着後復員輸送に従事、日本商船管理局番号(SCAJAP.NoT002)

50伊豆大島航路に復帰

73引退1/20香椎産業(赤穂)に売却解体.

1780T pp76.00x12.20x(5.50)m Dx2/2 1200bhp 16.76(15.59)knt 三等1230.

船舶番号40508.

信号符字JWRJ>JIOE.

UpDown

日本 橘級駆逐艦→改松/橘級駆逐艦.

Up---------------------------------Down

駆逐艦橘

日本 改松/橘級駆逐艦(31/14+9+33)

IJN Tachibana class destroyer.Illustrated by SUDO.

1942戦時建造補充(改D)計画改丁型一等駆逐艦5511号艦として44-5臨時軍事費により横須賀工廠で44.7/8起工9/1駆逐艦橘と命名され横須賀鎮守府籍と仮定10/14進水

12/1艤装員(機関長)高橋福次郎機関特務大尉(召)/10艤装員事務所を設置、艤装員長林利房(兵65)少佐、艤装員(航海長)斎藤五郎(兵72)中尉(45.6/1大尉)/15艤装員(砲術長)梶岡節夫(兵71)大尉/20艤装員(水雷長)池田彦四郎(兵69)大尉45.1/20艦長の指揮下に竣工し横須賀鎮守府籍となり第11水雷戦隊に編入

/29横須賀出港/31内海西部入港2/4-9呉寄港後内海西部で訓練/23-3/4呉寄港後内海西部で訓練/15姉妹艦第11水雷戦隊隷下に第53駆逐隊を新編し第1遊撃部隊待機部隊に部署4/1第11水雷戦隊は第2艦隊に編入/20第11水雷戦隊は連合艦隊に編入5/7大湊警備府部隊に部署/8呉入港/11大湊警備府部隊直率部隊に部署/22-6/22大湊寄港北方海域で哨戒、護衛任務に従事/24大湊警備府部隊津軽防備部隊に部署7/14小樽=秋田間で護衛任務に従事中、函館港内(41゚48'N/141゚41'E)で姉妹艦とともにアメリカ第38任務部隊空母搭載機の空襲により船体中央部を切断されて右舷に傾斜後沈没し高橋機関長以下乗員280名中140名が死亡31名が負傷/15第11水雷戦隊第53駆逐隊の解隊により大湊警備府部隊に編入され警備駆逐艦、水雷長遠矢貫夫大尉(発令のみ)8/10除籍

91.7/14函館護国神社に慰霊碑を建立.

UpDown

橘丸

日本製鉄貨物船(東京)

2EH型戦時標準船として三菱重工業若松造船所で118番船として1944起工45.1進水

8/15敗戦時、残存

50.4/1設立された日鉄汽船に移籍

53.8日東商船に売却

54売却解体.

912T pp60.00x9.50x(5.45)m 焼玉 450ihp 9(7.5)knt.

船舶番号54941.

信号符字JEGB.

UpDown

第47橘丸

機帆船

1944.10/25スンバワ島Miro沖のフロレス海(08゚08'S/117゚45'E)でイギリス潜水艦(P319)タンティヴィーの砲撃を受けて沈没.

UpDown

第57橘丸

帆船

1945.6/19スンダ海峡(05゚56'S/106゚00'E)でアメリカ潜水艦(SS332)ブルヘッドの砲撃を受けて沈没.

UpDown

第58橘丸

帆船

1945.6/20メラクMerak沖のスンダ海峡(05゚56'S/106゚00'E)でアメリカ潜水艦(SS370)クラーケンの砲撃を受けて沈没.

UpDown

巡視艇たちばな

海上保安庁(1) あやめ級巡視艇(10/52)CS10

1950計画12m型木製巡視艇として信貴造船で51.5/28竣工し第5管区海上保安部神戸海上保安部に配属

71.12/18竣工し神戸海上保安部に配属された巡視艇(CL91)きくかぜと交代して/2解役.

UpDown

巡視艇たちばな

海上保安庁(2) やまゆり級巡視艇(2/64)CL202

1977計画15m型巡視艇として石原造船所高砂工場で78.2/24竣工し第6管区海上保安部今治海上保安部に配属

2001.3/30竣工し今治海上保安部に配属された巡視艇(CL115)いまかぜと交代して/16解役.


Since 7 Feb. 2011.

Last up-dated, 12 Feb. 2015.

The Encyclopedia of World ,Modern Warships.

Tachibana.

Ver.1.15a.

Copyright (c) hush ,2001-15. Allrights Reserved.

Up


動画