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Kiku.

菊.きく.

駆逐艦@ 菊丸 菊丸(東京湾汽船>東海汽船) 菊丸(大阪商船>摂陽商船>関西汽船) 駆逐艦○ 

警備船>警備艇きくA 

[植物]キク.

キク亜綱Asteridaeキク目Asteralesキク科Asteraceaキク亜科Asteroideaeキク連キク属Chrysanthemumの総称.

特にキク(イエギク)Chrysanthemum x morifolium(exDendranthema grandiflorum) を指すが、これは5世紀頃に中国でチョウセンノギクC.zawadskii var.latilobumZ. elegansとハイシマカンギクC.indicum var.procumbensを交配して生まれたものととされており、野生種はない.

日本には奈良時代に伝えられ、寒さの中で鮮やかに咲く様子から、とともに四君子と呼ばれて尊ばれ、秋の画材として文人画等に描かれた.

和名は菊という漢字の音がキクで、訓はないことからも分かるように中国語Kikに由来するが、同様のケースとしては、馬、等もそうであるといわれる.

なお、南ヴェト=ナムではククというようであるが、これも中国語起源であるかも知れない.

英語では黄金の花を意味する学名からクリサンセマムと呼ばれる.

「和名類聚抄」にはキクの和名として加波良与毛木(河原蓬)が挙げられている.

キク亜綱は双子葉植物Magnoliopsidaの1目でリンドウGentianales、ナスSolanales、シソLamiales、アワゴケCallitrichales、オオバコPlantaginalesゴマノハグサScrophularialesキキョウCampanulales、アカネRubiales、マツムシソウDipsacales、カリケラCalyceralesキク目Asteralesからなる.

キク科は単独でキク目を構成しタンポポ連から成るタンポポ亜科とオナモミ、メナモミ、シオンキク、ハゴロモギク、オグルマ、サワギク、キンセンカ、ヒヨドリバナ、ショウジョウハグマ、アザミ、コウヤボウキ、ハルシャギク連Coreopsideae等の21連から成るキク亜科に大別される.

コスモスダリアハマギクヒャクニチソウモクシュンギク属等が含まれる.

キク属は200種以上を含む大きな属であったが1970以降に10以上の属に分割され、キクもDendranthemaという新しい属に部類されたものの、交配種ができるという不合理が生じたため元に戻す傾向にある.

このため異同が激しいが、シュンギクC.coronarium、イソギクC.pacificum、イワギクC.zawadskii等約30種が含まれている.

後鳥羽上皇1180/3-1198/1239は菊を好み、自ら刀に焼刃した際には16弁の菊紋を毛彫りしたと伝えられ、その後、後深草、亀山、後宇多天皇が自らの印として継承したことからキリとともに皇室紋とされ1869十六葉八重表菊紋が正式に皇室の紋となり、一般の使用が制限された.

このため、サクラとともに日本の国花とされるが、これは法律で定められたものではない.

秩父宮雍仁親王妃のお印に選ばれている.

戦艦三笠、巡洋艦和泉の艦首紋章.

天皇が陸海軍の総帥とされたことから、日本の軍艦の艦首、陸軍の銃、軍旗の竿頭には、このが使用される.

艦首紋章は1892官房436で「軍艦前後部へ菊花御紋章附着ノ件」とあり98官房2627で「軍艦艦首ニ御紋章ヲ付スルノ件」で艦首のみとなったが1902イギリスで撮影された巡洋艦高砂写真には艦尾紋章が見られる.

なお、艦首紋章の設置は軍艦に限られるが、駆逐艦が軍艦だった時代には設置されており、その後も、駆逐艦海風が記念撮影のため、艦首紋章をつけて進水している.

三笠記念館に除籍時に特例として撤去されなかった同艦のものと巡洋艦和泉、香取神宮に戦艦香取、海上自衛隊第1術科学校参考館に戦艦陸奥、重巡洋艦青葉、靖国神社遊就館に潜水母艦迅鯨のものが現存しており1993潜水母艦駒橋のものが三重県尾鷲市の寺に保存されていることが公表された.

これらはチークや等の木製だが、装甲巡洋艦出雲磐手は真鍮製であり、建造時期により材質に違いがあると説明されることもあるが、進水時には装着されていることから考えて、材質、意匠を造船所に一任した結果だと思われる.

戦艦大和を潜水調査した呉市によれば、同艦の紋章の直径は1mで、一般的な戦艦の1.5mより小さい.

「百人一首」には凡河内躬恒Oooshikouchi no Mitsuneの「心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花」の1首が収められているが、この歌のみがキクの花を描いたもので、サクラ以外の花を詠んだものは他にウメが1首あるのみである.

「枕草子」の「草の花」の段に「をみなえし、桔梗あさがおかるかや」とある.

毎年11月に京都競馬場(距離3000m)で行なわれる菊花賞は4歳牝、牡馬による中央競馬(JRA)の5大クラシック・レースの1つ.

典型的な短日植物で13時間以上の夜が開花に必要なため、栽培農家は人工的に光を当てて開花時期を調整している.

イソギク.イワギク.キギク.クリサンセマム.シオギク.シラギク.ノギク.ヤマギク.

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駆逐艦菊

日本@ 樅級駆逐艦(9/21+15)

IJN Momi class destroyer.Illustrayed by Iyapopo.

1917計画第12号(二等)駆逐艦

19.5/24駆逐艦菊と命名

川崎重工業神戸造船所で20.10/13進水/14艤装員長吉田健介(兵33)少佐/19艤装員事務所を設置12/1艤装員(乗員)高柳儀八(兵41)大尉/10吉田艦長の指揮下に竣工し呉鎮守府籍、乗員浜屋七平(兵39)大尉、阿久津国作(機21)機関大尉、能美実(兵43)中尉、兼艤装員荻野庫三軍医中尉、田戸昌造(経7)主計少尉

/20竣工した姉妹艦とともに駆逐艦江風谷風からなる第14駆逐隊に編入

21.1/20乗員峰松寧夫(兵41)大尉2/18皇太子訪問の答礼として来日中に宮島を訪問したジョッフル陸軍元帥一行を乗せ江田島回航12/1艦長渋谷荘司(兵34)少佐

22.5/1艦長山田定男(兵36)少佐

23.2/10乗員(-3/24)上原義雄(兵45)中尉4/1乗員岩瀬正巳(兵41)大尉転任8/13乗員井上騰(兵43)大尉12/1艦長鈴木田幸造(兵37)少佐

24.12/1乗員人見錚一郎(兵47)中尉転任

25.8/20乗員井上左馬二(兵44)大尉12/7乗員野末信次郎(兵38)少佐

26.11/1艦長西村祥治(兵39)少佐

27.11/1艦長伊藤皎(兵39)少佐

28.12/10艦長兼江風艦長池田久雄(兵38)少佐、乗員五十嵐康彦(兵50)中尉転任

29.11/1丸山逞(兵47)大尉/30兼江風艦長中川浩(兵42)少佐、乗員吉田二郎(機32)機関大尉

30.11/1艦長清水利夫(兵46)大尉(12/1少佐)12/1乗員岩瀬奥市(兵48)大尉>近藤道雄(兵51)大尉

31.10/24艦長橘雄次(兵45)少佐

32.11/15艦長杉野修一(兵46)少佐

33.11/15艦長七字恒雄(兵49)少佐

34.6/1艦長前川新一郎(兵50)大尉11/15(-35.10/31兼夕顔)艦長鈴木正明(兵48)少佐

36.12/1(38.1/8兼)艦長松原滝三郎(兵52)少佐、乗員横田保輝(兵59)中尉転任

37.7/7日中戦争の勃発により等とともに旅順より華北に派遣

38.1/8兼艦長松原滝三郎(兵52)少佐8/1兼艦長吉田正一(兵52)少佐12/1(-39.1/20兼若竹40.1/25兼)艦長工藤俊作(兵51)少佐

39.12/10第14駆逐隊解隊

40.4/1TTを撤去し特務艇第31号級哨戒艇(1/9)哨戒艇第31号と改名41高速輸送艦に改造44戦没45除籍.

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菊丸

ウォークマン・クラーク/ベルファスト造船所で1894進水99北ドイツ・ロイドに売却されSingora1910八馬汽船が購入し第1多聞丸と改名したイギリス、Alfred Holf & Co貨物船Cerberus(リヴァプール)を

25塩崎与吉(尼崎)が購入し菊丸と改名

30売却

31解体.

1769T pp78.45x12.52x(6.70)m R(3連成)x1/1 1000ihp 10(9)knt.

船舶番号13242.

信号符字LNST.

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菊丸

東京湾汽船客船

三菱神戸造船所で1929.1/12起工4/27進水6/25竣工し東京=伊豆大島=下田航路に就航

35.8/24木更津港外で座礁

38.11/5日清汽船が傭船し長江航路に就航

陸軍が徴用し病院船(171)として使用

41.8/10海軍が徴用9/12横須賀鎮守府所管特設捕獲網艇となり横須賀工廠で艤装に着手/15艇長福島貢予備中尉(>予備大尉)10/15工事完了し大湊防備隊に編入12/1津軽防備部隊に編入

42.8/28東海汽船に変更

43.3/22特設運送船満珠丸の救難に従事7/1艇長久瀬川晋二予備大尉.8艇長松崎昇(予備)大尉9/6正元丸乗員救助に従事10/10マニラ出港後船団を護衛して/12-7イロイロ/18セブ寄港/31室蘭入港

44.8/20艇長井上英也(予備)大尉

45.1/20横須賀鎮守府所管特設病院船となり三菱横浜造船所で艤装後第22戦隊付属に編入8/1横須賀出港/8南鳥島の北西250nmでアメリカ駆逐艦(DD372)カッシンが臨検/13横須賀入港/15敗戦時、残存(日本商船管理局番号SCAJAP.NoK090)10/5除籍

46.8/20徴用解除

48大島航路に復帰

68.12引退

69解体.

759>756>759(312)T oa54.9x9.1x(3.4)m Dx1/1 938hp 12(13.3)knt.

東京湾汽船が建造した最初の本格的旅客船.

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菊丸

大阪商船貨物船(大阪)

大阪鉄工所で1932.4/11進水5/10竣工

39.11/24姉妹船桐丸とともに摂陽商船(大阪)に売却

42.5/4設立された関西汽船(大阪)に移籍12/29ソロモン諸島近海で爆撃を受けて沈没.

415(440)T pp44.20x7.92x(4.27)m Dx1/1 589bhp 12.5(10.5)knt.

船舶番号37500.

信号符字VNPL>JULH.

海上トラックと呼称された梅丸級4隻の第3船.

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駆逐艦菊

日本○ 改松/橘級駆逐艦(/32+42)

IJN Tachibana class destroyer.Illustrated by SUDO.

1942戦時建造補充(改D)計画丁型(一等)駆逐艦第5518号艦として建造予定中

45計画中止.

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警備船>警備艇きく

アルビナ製作所ポートランド造船所で1944.10/30竣工したアメリカ、LSSL1級大型上陸支援艇(57/130)LSSL57

53.1/14日米船舶賃借協定第1次引渡船として警備船(PF1)くす(exPF39 オグデン)等とともに日本に貸与され海上警備隊、ゆり級警備船(2/53、LS2)きくAと改名し姉妹船(LS1)ゆり等とともに横須賀地方隊隷下に第11船隊を新編

8/16第11船隊は警備船(PF4)もみ等と第2船隊群を新編10/21第11船隊大湊地方隊に編入12/1横須賀地方隊警備船(LS34)れんげ、(46)かるかや、(47)ききょう、(49)すいせん、(50)やぐるま横須賀地方隊隷下に第13船隊を新編

54.7/1海上自衛隊の発足により警備艇となり第11船隊を第1警戒隊に改編し自衛艦隊第1警戒隊群に編入

57.9/1(LSSL402)

58.3/27姉妹船(LSSL408)あおい等とともに同級中、最初に除籍されアメリカに返還.10撃沈処分.


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Last up-dated, 5 Oct. 2020.

The Encyclopedia of World ,Modern Warships.

Kiku.

Ver.1.20a.

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