Fudji.藤.ふじ.The Naval Data Base:近代世界艦船事典The Encyclopedia of World ,Modern Warships.

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Fudji.　　藤.ふじ.

2023年5月5日滋賀県甲賀市土山町鮎河Aigaにて.

駆逐艦藤①　藤丸(東海汽船)　駆逐艦藤○　駆逐艦藤○　警備船>警備艇>特務船ふじ②　藤丸　

(左2葉)2008年5月17日､12年5月1日奈良県奈良市､春日大社にて.

(中)2010年5月1日亀山市関町木崎､福蔵寺にて.

(右)2008年4月29日三重県桑名市､九華公園にて.

[植物]フジ.

マメ目Fabalesマメ科Fabaceaeマメ亜科Faboideaeフジ連Millettieaeフジ属Wisteriaの落葉木本性蔓植物の総称.

日本にはノダフジ(野田藤)W.floribundaとヤマフジW.brachybotrysの2種が自生しており､単にフジという場合は前者を示すことが多い.

ノダフジは名所であった大阪市福島区野田にちなんで牧野富太郎が命名したもので､ヤマフジとは逆に花序は上から見て中心から外側に右巻きとなる.

中国では｢藤｣はカズラ類の総称を表す字で､フジ属の中国フジW.sinensisは｢紫藤｣と呼ばれる.

学名Wisteriaはアメリカの医師で解剖学者であったCaspar Wistar､1761-1818を記念してイギリスの動植物学者Thomas Nuttall､1786-1859によって命名されており､英名Wistariaはこの学名を1字変えたもの.

現在､日本のリンゴ生産量の約半数を占め1939｢国光｣を母に､｢デリシャス｣を父に交配された苗木から育成され62品種登録された｢ふじ｣は､当時､園芸試験場東北支場のあった青森県南津軽郡藤崎町の｢藤｣に由来する.

このページの背景の色は藤色､題字のFudji.藤.ふじ.はウィスタリアと呼ばれる色である.

左.2018年4月22日鈴鹿スカイラインにて.中.2022年5月4日滋賀県多賀町大蛇ヶ淵にて.右.2023年4月16日三重県三重郡菰野町菰野にて.

→グリチーネ.フジナミ.ヤマフジ.

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駆逐艦藤

日本① 樅級駆逐艦(13/21+15)

IJN Momi class destroyer.

Illustrated by Iyapopo.

84艦隊計画による1917計画第11号(二等)駆逐艦

19.5/24駆逐艦藤と命名され藤永田造船所で12/6起工

20.11/27進水

21.3/1艤装員長神山忠(兵34)少佐､艤装員(5/31乗員-12/1)原重政(機22)機関大尉､(5/31乗員-6/1)中垣仙吾郎(経7)主計少尉/6艤装員(5/31-12/1乗員)板垣盛(兵39)大尉

5/31神山艦長の指揮下に竣工し呉鎮守府籍､乗員(-22.12/1)三坂直廉(兵40)大尉､(-6/1)中川平五郎軍医中尉

6/1姉妹艦萩､薄とともに第15駆逐隊を編成(6/30蔦を編入)12/1第15駆逐隊は軽巡洋艦天龍等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊に編入

21.11/15艦長柴田源一(兵34)少佐?

22.3/20乗員森武夫(機25)機関中尉>大貫治作(機26)機関中尉12/1艦長(>兼水雷学校教官)若木元次(兵36)少佐､乗員(23.5/1兼水雷学校教官)石川信吾(兵42)大尉

23.5/1艦長兼水雷学校教官佐村義男(兵34)少佐12/1第15駆逐隊は天龍等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編制､艦長岩原盛恵(兵36)少佐､乗員寺西竹千代(兵46)中尉>西村義治(兵44)大尉

24.8/20艦長藤田類太郎(兵38)少佐12/1第15駆逐隊は天龍等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編制､乗員(-25.12/1)篠田勝清(兵44)大尉

26.2/1(27.5/25-8/10兼萩)艦長武田喜代吾(兵38)少佐3/12大沽口事件で中国側の砲台と交戦し第15駆逐隊司令蒲田静三(兵33)中佐､主計長等3名が負傷

27.12/1第15駆逐隊は天龍等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編制､乗員大原利通(兵49)大尉､(-28.12/10)小滝久雄(兵50)中尉

28.12/10第15駆逐隊は軽巡洋艦神通等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊を編制､(30.11/15-12/1兼萩)艦長島崎利雄(兵44)少佐

29.11/30第15駆逐隊は軽巡洋艦那珂等と第1艦隊隷下に第1水雷戦隊に編制､乗員岡三知夫(兵50)大尉

30.12/1艦長門田健吾(兵47)大尉

31.10/5兼萩艦長広瀬貞年(兵47)大尉12/1艦長岡本義助(兵47)少佐､乗員安並正俊(兵50)大尉

32.1/21上海事変の勃発により第15駆逐隊は軽巡洋艦大井等とともに呉出港/24上海入港後長江警備に従事3/10艦長篠原弘(兵48)大尉(11/15少佐)12/1乗員黒木照男(兵52)大尉

33.9/30艦長高橋亀四郎(兵49)大尉(11/15少佐)

34.11/15萩を第14駆逐隊に編入､(35.11/15兼薄兼蔦)艦長宇垣環(兵50)大尉(35.11/15少佐)

36.5/26兼薄兼蔦艦長愛甲文雄(兵51)大尉12/1兼薄兼蔦艦長上杉義男(兵50)少佐

37.4/6(-10/25兼薄)艦長愛甲文雄(兵51)少佐12/1第15駆逐隊は支那方面艦隊第4艦隊に編入､艦長川崎陸郎(兵51)少佐

38.9/15(-39.2/20)艦長成沢千直(兵52)少佐

39.2/20第15駆逐隊解隊

40.4/1特務艇第31号級哨戒艇(6/9)第36号哨戒艇と改名46.7オランダに賠償艦として譲渡47解体.

同造船所で建造された最初の駆逐艦で､艦名は､同造船所で建造された駆逐艦藤波､蕨の予定艦名藤袴とともに､藤永田造船所の藤を記念したものと考えられる.

藤永田造船所は1689大坂堂島の船大工町に船大屋兵庫屋として創業1870民間造船所初の洋式木造外輪汽船を建造74藤永田造船所に社名変更1919海軍指定工場となり駆逐艦藤を嚆矢として､駆逐艦蕨､蓼､芙蓉､刈萱､皐月､文月､夕月､白雲､叢雲､綾波､曙､電､村雨､江風､満潮､山雲､峯雲､黒潮､夏潮､浦風､谷風､舞風､巻雲､長波､大波､玉波､藤波､朝霜､秋霜､梅､桑､杉､樫､楢､柳､樺､桂(未成)､砲艦二見､伏見､隅田､水雷艇真鶴､初雁､第36､40､48､58号海防艦(未成)､第13､第15､第38､第41号掃海艇と､駆逐艦を中心に多数の艦艇を建造して浦賀船渠と並び称されWW2後海上自衛隊駆潜艇(PC301)かり､(303)たか､(318)くまたかを建造したが67.10三井造船に吸収合併されて消滅した.

社名の永田は創業家の苗字であるが､藤は前身の兵庫屋が鉄船建造を任せた親戚筋の藤家に由来するとも､帆船十八丸の試運転披露に参列した大阪府知事渡辺昇Watanabe Noboru､1838-1913が帆走の形状が藤の花に似ていると言ったことに由来するともいわれる.